この海を愛して


 この歌は、1994年に佐世保自然探検隊の人から、「佐世保の海の自然のビデオを作るので、その挿入歌を・・・」との依頼を受けて作りました。
 作詞したのは、当時自然探検隊に所属していたかちがらすリーダーの川内。この歌の歌詞には、希少種とされている「ヒロハマツナ」や「シバナ」という植物を始め、僕らにはなじみの薄い植物名やカニの名前がたくさん出てきます。
そういった意味でこの歌は、佐世保のご当地ソングと言えなくもありません。しかし、花の名前をちょっと置き換えてやれば、おそらくどこの海の風景とでも重なるのではないでしょうか。
 その時作成された海のビデオは、佐世保市内の小・中学校に配られたそうです。
 演奏のカラオケは僕がコルグのM1というシンセサイザーを使って打ち込んだものに、後で生ギターをかぶせて作りました。
 では、どうぞ聴いてみてください。




 ※試聴版はファイルサイズを小さくするために、音質をCDよりもかなり落としています。それでもまだ2868KBの大きさがあります。
 ダイヤルアップ接続の方はデータをダウンロードしてからお聞きになることをお薦めします。(56kモデムの場合、約10分程度かかります。)
 ダウンロードは、インターネットエクスプローラの場合、マウスの右クリック(キーボードではアプリケーションキーもしくはシフトキー+F10キー)で開くアプリケーションメニューの中の「対象をファイルに保存」で行うことができます。
上の曲名リンクのところにフォーカスを当てた状態で実行してください。
 なお、曲の再生にはWindows Media Player, RealPlayer等の再生ソフトが必要になります。お持ちでない方は各自ご用意下さい。
 
この海を愛して


詞:川内洋司  曲:幸松成実


1.渚に咲いたハマヒルガオの薄紅色
  風に揺らめくシマエンジュの花の房
  可憐な黄色ホソバワダンの秋の花
  姿消しゆくヒロハマツナやシバナのこと
  海の花を教えてくれた あなたは灰色に縁取られた
  海岸線を見つめながら 唇かみしめていた
  この海を愛して 生命(いのち)愛しくて
  そっと目を閉じ耳をすませば
  潮騒のうたは今でも変わらずに優しい
  ひっそり咲いた花や生き物達の
  ささやきに誰もが心留めたなら
  無数の生命(いのち)抱きしめて生きている
  この海はいつまでも青く優しい

2.背の低い木々 その島影の魚達
  優しい入り江に遊ぶ海鳥 澄んだ水
  満潮誘い白い手を振るカニのこと
  拾った巻き貝 海の鼓動を聞いていた
  思い出風景話してくれた
  あなたはふるさとの色あせてゆく
  この海を見つめながら 自分の心を責めていた
  この海を愛して 生命(いのち)愛しくて
  そっと目を閉じ耳をすませば
  潮騒のうたは今でも変わらずに優しい
  ひっそり咲いた花や生き物達の
  ささやきに誰もが心留めたなら
  無数の生命(いのち)抱きしめて生きている
  この海はいつまでも青く優しい

 
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