平和な社会を そして明日を


 数年ぶりに、自宅で多重録音して遊んでみました。
とは言っても、マルチトラックレコーディングできる環境が我が家には整っていないので、最も単純な、ICレコーダーの内臓マイクを使ってのオーバーダビングという、一パートずつを前の録音にそのまま重ねていく方法で行いました。 曲は『平和な社会を そして明日を』です。
新曲という訳ではないのですが、最近のライブでは杙歌っている歌です。
まずギターで“弾き語り”して、それにコーラスと間奏のリードギターらしきフレーズをチョチョッとかぶせ、3回目にリズム楽器としてタンバリンを重ねました。
デジタル録音とは言え、一回ごとに少しずつ音が劣化して、若干こもったような仕上がりになっていますが、その辺りはご愛嬌ということで、どうぞ聴いて見てください。



 
 
平和な社会を そして明日を


詞/曲: 幸松成実


1 人の流れに 逆らうように
  僕は一人 駅へと急ぐ
  駅舎から吐き出されてくる 学生たちの波
  「おはよう!」の挨拶が あちこちで飛び交う
  その微笑のいくつかは 僕に送られたもの
  かじかんでいた心が 少しずつ溶けていく
  「世の中まだまだ 捨てたもんじゃないね」
  微笑み返しながら 自分に言ってみる
  毎日テレビが 告げるニュースは 人の心を暗くするばかり・・・
  平和な社会を みんなが望んでる
  なのに 不安な明日へと 時代は流れている
  ただ手をこまねいているだけで 僕らはいいのだろうか
  何もかも悟った振りして あきらめてはいないか


2 防犯ブザーを カバンにぶら下げて
  学校や塾に通う 小さな子どもたち
  その眼に映っている 大人の僕らは
  いったいどんな顔を しているのか
  「昔が良かった」なんて そんな言い方
  僕はけっして 好きではないけれど
  子どもたちを自由に 解き放してやれない
  今のこの国を つい憂いてしまう
  毎日テレビが 告げるニュースは 人の心を暗くするばかり・・・
  信じあうことの意味は 誰もがわかってる
  なのに 疑うことから 子どもたちは学んでいく
  濁流のような情報に 僕らは毒されて
  とても大切な何かを 見失ってはいないか


  毎日テレビが 告げるニュースは 人の心を暗くするばかり・・・
  平和な社会を みんなが望んでる
  なのに 不安な明日へと 時代は流れている
  ただ手をこまねいているだけで 僕らはいいのだろうか
  何か自分にもできると もう一度信じてみる


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