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25周年記念ライブを振り返って(その2) 【フォークソングのトーク&ライブ】 「どうせやるなら、みんなに楽しんでもらえる、参加型のライブにしたいよねえ!」 というところから、今回この企画が生まれた。 梅さんと、6〜70年代のフォークソングについて語り合いながら、開場のみんなと一緒に歌う。僕らにとってはワクワクするような企画ではあるが、はたしてお客さんたちは喜んでくれるだろうか。僕らの単なる自己満足で終わらなければいいが。 最初、メンバーの間でもそういう意見があった。でも、自分たちが楽しくなかったらお客さんたちはもっとつまらないだろうし。「とにかくやってみようよ!」そう言い合って僕らはこの企画を進めてきた。 結果的には成功したと思う。選曲がちょっとマニアックだったので、「一緒に歌うというよりも、じっくり聴いていたかった」と言う意見もあったが、1曲ごとに梅さんの分かりやすい解説が入って、それはそれで楽しんでいただけたのではないかと思う。 梅さんはとても暖かい方なので、一緒にいてすごく心が和む。そのお陰で僕らは2部の間、ほとんど緊張感もなく、どうかすると目の前にお客さんがいることでさえ忘れてしまいそうになるくらいに寛いでいた。 「ねえ梅さん、ギターの性別はどっちと思います?」 僕は何の気なしにその質問を投げかけてしまった。 打ち上げの席でも、その時の場面を振り返ってお互いに苦笑しあったのだが、梅さんも僕らと同じように、いやっ、それ以上に寛いでおられたようだ。 「あの時は完全に、こうやって酒を飲みながら会話している気分だったもんねえ。」 僕は、ギターの形が元々は女性のボディーラインをイメージして作られているということを紹介して、「だから25年間もギターを弾き続けてくることができたのかもしれない」と持っていくつもりだったのだが、話が思わぬ方向に向いてしまった。 僕は、と言うか、かちがらすのメンバーはみんな、エッチ系の話も嫌いじゃないので、乗って行きたかったが、さすがにその時ばかりは、目の前のお客さんたちを意識しないわけにはいかなかった。 でも、あのトーク&ライブはほんと楽しかった。また機会があればぜひやってみたい企画である。 【友人たちについて】 25周年の記念のイベントということで、今回も福岡、佐賀、長崎など、遠くから友人たちがたくさん聴きにきてくれた。 そこで、コンサートイブの日誌でも書いたが、岐阜県から遥遥来てくださっためぐさんについてもう少し書いてみたい。 「みんなはめぐさんとどうやって知り合ったの?」 あの後、何人からもその質問を受けた。 「かちがらすホームページの談話室かな。」 厳密に言うと、ちょっと違う気もするけど、僕はそのように応えている。 ネット上での会話というのは文字による、しかも開かれた場所での会話なので、お互いに表面的な部分しか見せ合わないのが不通だ。 性別は、ハンドルや言葉遣いで分かるにしても、それ以上のこと、例えば、年齢とか、性格とか、あるいは私生活とか、自分で明かさないかぎり全くのなぞなのである。 だから、実際に会うとなると、ドキドキしてしまう。 「ねえ、めぐさんってどんな人かなあ!談話室の、あのままの感じの人なら話もしやすいけどねえ!」 僕と評論家は、ホテルに向かう車の中でそんな会話を交わしていた。 でも、よく考えてみると、僕らよりもめぐさんの方が何倍もその不安は大きかったはずである。 佐世保に行ってみたら、「かちがらす」なんて、そういうフォークグループは現実には存在しなかった。な〜んてことになったりして。 こちらへ来る道中、そんな不安が、頭を過ぎったそうである。 「で、実際に会ったかちがらすの印象はどうでした?」 僕は打ち上げの席で尋ねてみた。 回答は、その時少し酔っていたのではっきりとは覚えていないが、みんなそれぞれすごく個性的だというようなことをおっしゃっていた。それから「幸松さんは、歌っている時と普段しゃべっている時とではまったくの別人みたい」だと僕は言われてしまった。 と言うことは・・・。さすがに怖くてそれ以上突っ込んで質問する勇気はなかった。 ただ、僕とは反対にリーダーは好印象を持たれたようである。 「噂にはお聞きしていましたが、実際に聴くリーダーさんのジョークはすごく面白かったです。」 「これまでベールに包まれていたリーダーさんとこうしてお会いできただけでも今回佐世保まで来た甲斐がありました。ともおっしゃっていた。 じゃあ、僕から見ためぐさんの印象は?と言うと、遠慮深いけど、お誘いするとどこまでも付き合ってくださる優しい美人のお姉さん。な〜んて書くと怒られるかな。とにかく明るくて冗談が分かってもらえて、一緒に居てとても楽しい人だった。 その他にも、昨年「World Peace Now」のライブで知り合ったMayumiさんや、どんぐり村での「時代屋伝説ライブ」で一緒だった橘橋ノ介さんも来てくださっていた。 そうしてみると、人の出会いって、なかなかいいもんだなあとつくづく思う。 【写真と横断幕】 今回、リハーサルから本番まで、僕らと裏で働いてくれているスタッフたちを撮影してくださったのは、評論家の従兄弟の横田幸男さんだった。 「すっごくいいよ!今回の写真。」 僕には写真のことはあまりわからないが、みんな自然の状態で映っていて、まるでプロのカメラマンが撮影したかのように、とにかくアングルが素晴らしいらしい。 CD-Rに焼かれたその写真を見た人たちは、口々にそう言って絶賛していた。 写真は全部で290枚ほどあるらしいので、ピックアップしていずれホームページの写真館で紹介したいと考えている。 もう一つ、写真と同じように今回とても評判が良かったのが、舞台の横断幕である。 これは、美代ちゃんが勤めている保育園の主任さんのご主人がご好意で書いてくださったものである。 僕が言葉で説明するよりも実際に見ていただく方がいいだろう。 横書きで上段にカタカナで「フォーク トーク ジョーク」と書かれていて、それぞれの単語の間に赤いハートマークが入っています。 下段には、「かちがらす25周年記念LIVE」と青・黒・赤のカラフルな文字で書かれています。 【チャリティーについて】 今回のコンサートのチケットの収益金の一部は、JENという団体を介してパキスタン自信の救済に寄付することになっている。現段階で最終的な決算報告が手元に届いていないので、まだ詳しいことは書けないが、開場の使用量、機材のレンタル量、チラシやポスター、パンフレットの用紙代その他諸々の諸経費を差し引いても、少しだが黒字になっているみたいなので、当日募金箱に寄せられた寄付金と合わせて、その黒字分をすべてJENに送りたいと思う。 正確な金額等は、後程きちんとご報告いたします。 皆さん、ご協力いただきまして、ありがとうございました。 尚、JENの詳細については以下のページをご覧ください。 紛争や自然災害などによる難民・避難民への心のケアと自立の支援と言ったきめ細かな支援活動を通し、平和な国際社会作りを目指す、ユニセフや国連難民高等弁務官事務所のパートナーとしても活躍する国際NGOです。 【最後に】 今回もまた、多くの方々のご協力を得て、「かちがらす結成25周年記念ライブ」という大きなイベントを無事にやり遂げることができた。僕がレポートで紹介した以外にも、まだまだたくさんの方々が賛同し、協力してくださった。当日ボランティアで集まってきてくれた学生さんたち。僕らの見えないところでライブを宣伝し、チケット売りに走り回ってくださった方々。取材に来て新聞や地方紙の紙面で紹介してくださった各種メディアの方々。挙げていけばキリがない。 その全ての方々に、僕らは感謝を込めて心からお礼を言いたい。 本当に、どうもありがとうございました。 2005年12月18日 |